海外ではくしゃみをした人に対して「(God) bless you」と声をかける場合があります。
自分はこのフレーズを初めて知ったとき、

ふーん、そうなんだ…
くらいにしか感じていなかったのですが、ある体験から、

あ、このフレーズ、ちゃんと使えるようになっておくといいことあるかも!?
そんなことを思ったのでちょっと紹介してみたいと思います。
「Bless you」はどんな場面で使うの?
誰かがくしゃみをした際に「お大事にね」といった感覚でぱっと声がけするように使われることの多い「Bless you (God bless you)」。
具体的には、

Achoo!
ハクション!(くしゃみの音)

Bless you.
お大事にね

Thanks.
ありがとう
こんな風にやりとりされます。
主にくしゃみをした人に対して声をかける際に使われる英語フレーズなのですが、そもそも日本ではくしゃみをした人に決まった言葉をかけることってあまりないのではないでしょうか。
そのせいか、はたまた外国の習慣であるからか、自分が初めて「Bless you」を知ったときには正直、あんまり印象に残るフレーズではなかったような気がします。
それでも海外ドラマや映画の中で、上のような会話が実際に出てくるのを繰り返し見かけるうちに、

くしゃみをした人にはこうやって「Bless you」って声がけするものなんだな…
そう感じるようになっていきました。
実際に「Bless you」を使ってみたところ…
こうしてなんとなく「Bless you」という英語フレーズを覚えはじめたある日。通っていた英会話教室でネイティブ教師の方がくしゃみをするのに遭遇したので、

あ、えーっと、B…B…Bless you…!
うろ覚えかつ、焦ってぱっとは出てこなかったのですが、それでもなんとか「Bless you」と伝えてみたところ、

…Oh, wow, thank you!
いい意味でのサプライズだったのか、目を丸くして驚かれたのちに笑顔で「Thank you」とお礼を言ってもらえました。
あくまで自分の勝手な推測でしかないのですが、ひょっとしたら、くしゃみをしても日本人からは「Bless you」と言われたことがほとんどなかったのかもしれません。
(英会話教室で教えている方なので、日本人と話す機会も多いと思うのですが、そうした機会がたまたまなかったのか、または日本にそういう習慣がないからか…)
なんにせよ、たどたどしくてもちゃんと伝わったので、

あんまり上手に言えなかったけど何とか伝わったみたいだし、勇気を出して使ってみてよかった…!
ただひと言伝えただけなのにとても喜んでもらえたのもあって、自分もすごく嬉しく感じました。
ちなみに、この数年後に知り合った帰国子女の方に一度、

もしかして、くしゃみをした人に「Bless you.」って言わなかったら、失礼に当たってしまうの?
そう聞いてみたところ、

自分は「失礼」とは感じないけど、言ってもらえないと変な感じはあるかな…
日本にはあるけれど海外では一般的ではない、食事の前の「いただきます」とちょうど同じように、文化・習慣などの違う人が言わなかったとしても、その人は特に気にはならないそうです。一方で、身近な人など文化的に同じだと感じているような人に言ってもらえなかったとしたら「あれれ?」と変に感じるかもしれない、そう教えてくれました。
まとめ
最近、街を散策中に、

海外ではくしゃみをした人に「Bless you」っていうんだよ
小さなお子さんにそうお話ししている親御さんの言葉を耳にする機会がありました。

自分の頃と違って、今は小さいときからこうやって英語について触れる機会をもつこともあるんだなぁ…
などと内心驚かずにはいられなかった昭和世代の自分です…。
(付近のビルに子ども向け英会話教室が入っているようだったので、時代というよりも立地の影響などがあったのかもしれませんが)
会話に力を入れる英語教育を学校で受けて来なかった記憶のある自分ですが、それでも「Bless you」を実際に使ってみようと思えたのは、海外ドラマや映画で実際にフレーズを使って会話している場面を目にしていたのが大きいなぁと感じています。実際、海外ドラマや洋画を字幕で観ていると、映像と音声、そしてストーリーのお陰もあって、フレーズをどう使えばいいのかがわかりやすく、また記憶に残りやすいように思うことも多いです。
なので、もし使い方がよくわからないフレーズがあるようなら、映画やドラマで使われてはいないか意識してみるのもおススメです。
