仕事・勉強の合間に英語をインプットする【Tea Break 英語フレーズ】。
自分は刑事もののドラマが好きでよく視聴しているのですが、犯罪ドラマに出てくる単語って、英語も日本語も耳慣れないものが多いですよね…。
それでもドラマを観続けるうちに少しずつ単語がわかるようになってきていて、ひとつでも多く英語が聞きとれるようになると、より一層ドラマを楽しく感じられるなぁと実感してます。
今回は「犯罪ドラマの登場人物」の英語フレーズを紹介します。
「犯罪ドラマの登場人物」の英語フレーズ
刑事もの・推理ものなどの犯罪ドラマに出てくる聞き慣れない単語。その中でも特に頻出する英語、それは「刑事」などの犯罪ドラマによく出てくる登場人物の英語フレーズではないでしょうか。
detective「刑事」「探偵」
犯罪ドラマに欠かせない推理役。警察が舞台の場合、その代表格が「刑事」でしょう。

police officer「警察官」は?

police officer「警察官」のうち殺人など事件の捜査を担当するのがdetective「刑事」です。
The detectives investigated the murder case.
刑事たちはその殺人事件を捜査した。
ただ「detective」は「刑事」だけでなく「探偵」を意味することもある単語です。
以前読んだ推理小説の中で、detective=「刑事」「探偵」という紛らわしさを利用した探偵があえて「detective」と名乗り、自分を「刑事」だと思いこませて話を聞き出そうとする、そんなシーンを見かけたことも。
(ネイティブスピーカーでも「刑事」「探偵」のどっちか、言葉だけでは判断できないこともある訳ですね。)
なので、「刑事」ではなく「探偵」だとはっきり相手に伝えたいような場合、
a private detective
a private investigator
a private eye
どれも「私立探偵」を意味するフレーズです。
criminal「犯罪者、犯人」
「刑事」や「探偵」が推理役なら、事件を起こす役を担うのは「犯人」。

犯罪や悪事の犯人を表すperpetrator「(事件の)加害者、犯人」
という英語を聞いたことがあるような…?

perpetratorも「犯人」の英語です。
「加害者」とあるように、より正式なイメージを与えられる単語だと思います。
ただ、ドラマの話をするなど日常の会話であれば、criminalで十分伝わる印象です。
I think that lady is the criminal.
私はあの女性が犯人なんだと思う。
より具体的に、例えば「殺人事件の犯人」であれば「killer / murderer(殺人犯)」、窃盗事件なら 「thief(窃盗犯、泥棒、盗人)」のように表現される場合もよく見ます。
The man is the killer.
その男は殺人犯です。
suspect「容疑者」
「犯人」よりも犯罪ドラマに出てくる単語があります。そう、「suspect(容疑者)」です。
a crime suspect「(犯罪の)容疑者」
a suspect of a crime「(犯罪の)容疑者」
などのフレーズで表されることも。
The suspect hasn’t been arrested yet.
その容疑者はまだ捕まっていません。
「容疑者」とは、まだ犯人とは決まっていない、犯罪容疑をかけられている段階にある人物を指す言葉。
「刑事」が「容疑者」を捕まえて尋問する、刑事ドラマで何度も繰り広げられるシーンですよね。
この「容疑者」の中で一番疑いのある人物、つまり犯人として最も有力な容疑者が「第一容疑者」。
a prime suspect「第一容疑者」
a number one suspect「第一容疑者」
などのフレーズで表現されます。
- She’s our prime suspect.
彼女は第一容疑者だ。 - We believe you’re the number one suspect.
我々はお前が第一容疑者だと考えている。
まとめ
以前視たカナダのTVドラマで、警察関係者が検問・捜索などの指示を出す際に「制服警官」のことを「uniform(s)」とか「uni(s).」と呼称しているのを耳にしたことがありました。
そこで知り合いのイングリッシュネイティブスピーカーの方々に、

「制服警官」を表すのに「uniform(s)」とか「uni(s).」とか言ったりするの?
こう尋ねてみたところ、

いや、自分は聞いた覚えがないなあ…。
「uni.」と聞いたら「university(大学)」が真っ先に思い浮かぶよ。
(オーストラリア出身)

自分では使わないけど、「uniforms」は実際の会話で聞いたことがあるよ。
(アメリカ出身)
このようなお話を聞かせてもらえました。
同じ日本語訳であっても、使われている英語は国やドラマごとでさまざまなんだなぁと思うことも多いです。
例えば、あるドラマではよく聞く言い回しであっても、ほかのドラマだと(同じ意味なのに)違ったフレーズの方が多用されていたりと、ドラマごと(脚本家ごと?)に好きなフレーズ、頻繁に使われるフレーズがあるのかなと感じていたりします。
今回の英語フレーズも、ドラマによってどれが使われているか聞き比べてみる、また自分ならどれが覚えやすいか考えてみるのも面白そうですね。

